Pride of Me 私たちが創る未来
TOPICS/EVENT

Pride of Hiroshima参画企業見学企画

レポート
歴史の証人と語るアンデルセンの理念とPride of Hiroshima
11月28日(木)に、広島市中区本通の広島アンデルセンにて、Pride of Hiroshimaの会場アテンドスタッフがPoH参画企業をより深く知るための第2回目の交流企画を実施しました。
「歴史の証人と語るアンデルセンの理念とPride of Hiroshima」と題し、復興期を支えた元菓子職人である森上繁美さん(83)と、その物語の語り手として孫にあたる叡啓大学3年生の鈴木智菜さん(21)をゲストにお迎えし講演会を実施。その他、広島アンデルセンの全館ツアー、アンデルセングループ社員による講演会と、充実したプログラムとなりました。

全館ツアーでは、Pride of Hiroshima展の映像でご覧いただける、代々銀行が所有してきた建物の一部の名残りに触れました。
その後、アンデルセンがとても大切にしている商品の一つ『デニッシュペストリー』をいただきながら、アンデルセングループ社員による、企業理念を実現する取り組み、またデンマークとの繋がりについて講演、さらには、若手職人の方にも登壇いただき『アンデルセンにとってのPride of Me』についてお話しいただきました。
― 食卓に幸せを運ぶ。
焼きたてのおいしさを届けるために特許を公開。
幸せな食卓をたくさんの人に届けたい…。
若手社員2名が語る、創業の精神に立ち返りパンを大切にする心を育む場「アンデルセン芸北100年農場」や海外研修、創業者夫人が今でも教えをくださることなど…アンデルセングループ、また、社員である一人としてのPride of Meがそこにはありました。

後半、森上さんによるご講演は、アンデルセングループにとっても貴重な時間となりました。
歴史の証人である森上さんは、デンマークで修業、そこで学んだ技術を日本向けに昇華し、
アンデルセングループの発展に貢献。企業として、丁寧に黙々と働いたその軌跡が、未来…今現在のアンデルセンにとって大切な物語や、商品を生み出しています。
― 過去から現在、そして未来へ繋がる。
この企画の場で、その姿は見事に私たち関係者一同の目の前に現れていました。

企画終了後、広島アンデルセンの1階売店で目にした光景…
森上さんを懐かしむ後輩たち、当時一緒にアンデルセン社員として働いていた仲間が輪になって森上さんを囲む姿がそこにありました。誇りを持って生活者のために仕事をしてきた人たちに許される、良心の輪に感動。私たちの未来もこのような輪の中にあってほしいと願います。
(テキスト/学生統括 藤山実咲・撮影/吉岡諒騎)