Pride of Me 私たちが創る未来
音で伝える
Kiyo(Singū / Asagi Lab.)
展示を作るクリエイター 
Kiyo(Singū / Asagi Lab.)
祖母は被爆者で、私は被爆三世です。幼い頃より原爆の話を身近に聞いて育ち、また自身もクリエイターとして広島で活動する中で被爆体験を題材にした作品に多く関わってきましたが、実際に自分が体験したわけではないので実感の確信が自分にはありませんでした。しかし2018年、当時坂町に住んでいた私は西日本豪雨の被災者となりました。そこで被災地が大勢の人の知恵と力によって復興していく様子を目の当たりにし、事柄は違えど復興に対する力強さを感じました。今回の展示では、会場全体の音楽を担当しています。それぞれの部屋に配置した音が全て合わさってひとつの音楽になる様子を、広島の過去と今が交わり未来へ繋がっていくハーモニーとして感じていただけたらと思います。
Kiyo(Singū / Asagi Lab.)
重なり合う音響体験
Room1で聴こえるひとつの音楽を細分化し、Room2~Room6までの部屋に再構築してあります。5つのスピーカーで音楽が成り立っているので、立っている場所、向いている方向によって音楽の聞こえ方が変わります。過去から現在になぞらえて制作したそれぞれの音が、時代を超えて重なり合うような感覚を体験していただけると幸いです。
CREATOR PROFILE
Kiyo(サウンドクリエイター、電子音響家、Drummer)
広島県安芸郡熊野町出身、奄美大島在住。若年期よりJAZZ、CLUB MUSIC、FREE MUSIC等のライブシーンで勢力的に活動を行いながら、琴・尺八・雅楽等の日本の伝統表現、絵画・映像・演劇や舞台等、様々なアートとコラボレートした活動を展開している。2006年、宮島厳島神社の国宝"高舞台"で史上初となるドラムセットを演奏。2020年より、拠点を広島から奄美大島へ移し奄美大島の伝統文化との融合作品を制作中。

【経歴】
2002年よりDrummer・電子音響家としてJAZZ、Electric、Experimentalシーンを中心に活動。

“Singū” ギタリストであり弟のKETA RAとの兄弟ユニット。ドイツ・ハンブルクのレーベル「growing bin records」よりLP(12 inch Vinyl)「Siki(2019年)」をリリース。
“Singūlou” houribe LOUのリーダーYuichi FjisawaとSingūのトリオ。
“Singū-IEGUTI” 家口成樹(kruispunt.PARA.EP-4)とSingūのトリオ。レーベル「φonon」よりアルバム「Diffraction(2018年)」「Epitaxophone(2021年)」をリリース。

西条酒蔵芸術祭→ConnecT←に音楽作家として参加(2013~2018)
“isuka” VJ Misato×Kiyoから成るオーディオビジュアルユニット。ライブパフォーマンスや作品制作を行う(2019~)
Asagi Lab.
広島県と奄美大島を拠点に映像・音響制作、舞台演出、インタラクティブコンテンツの制作などを行っています。
〒733-0011 広島市西区横川町2-4-15
設立
2021年10月4日
WEB
https://asagilab.com/
復興に尽力した企業に残る80年前からの資料を基に、広島在住のクリエイターの視点を介し復興を感じ取る場「Pride of Hiroshima」の展示を現地でご覧ください。
Divide the footprints of the era related to reconstruction into six categories Please take a look at the "Pride of Hiroshima" exhibition, a place where you can get a sense of the recovery through the perspective of creators living in Hiroshima, based on documents from 80 years ago that remain at companies that worked hard for the recovery.