Pride of Me 私たちが創る未来
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叡啓大学「公共芸術論」の授業のご報告

レポート
11月6日(水)に、叡啓大学の非常勤講師であり、アートスペースTHE POOLを運営する香村ひとみ先生が担当する「公共芸術論(日本語クラス)」の授業のフィールドワークで、Pride of Hiroshima展の見学とポートクラウドでのグループワークを行いました。
はじめに、特別講義として、株式会社ミナサカの谷口千春さんが「集合知と共創〜アウトカムを最大化するデザイン〜」をテーマに、一人ひとりの表現活動(アート=社会への問いかけ)がまちを豊かにするということ、それらを持ち寄りみんなで課題を解決できるシステム(デザイン)が多様で複雑化する現代社会において求められているということについてレクチャー。
特別講義の後に、被爆80年に向けてPride of Hiroshima展から派生しつつある、西川ゴム工業株式会社様とBEAMS HIROSHIMA様が実施されている「ゴム草履復刻プロジェクト」、紙芝居作家いくまさ鉄平(本名・福本英伸)さんがマツダ株式会社様と株式会社広島ホームテレビ様が実施されている「絵おと芝居」について紹介しました。
その後、Pride of Hiroshima展を見学し、ポートクラウドにてグループワーク&グループ発表を行い、Pride of Hiroshima展が常設であることによる街への影響力やこの場所を使ってどのようなことが展開できるかについて考えました。
Pride of Hiroshima運営メンバーの岡本泰志さんは、今回の授業の感想として、
「普段意識していないアートとデザインの違いを意識してみる。その日初めて体験したPride of Hiroshima展を使って何ができるかを考えてみる。これらはかなり難しいテーマに思えましたが、実際には大学生だけでなく企業の人も共に取り組み、共創する姿がそこにはありました。
また、こうした異なる視点が交わりアイデアが生まれ磨かれる中で、年齢や立場に関係なく、ここに集った誰もが刺激を受け合い、お互いを自然と尊敬し合える関係が生まれていく。そんなPride of Hiroshima展らしい場の力を感じる授業となりました。」とコメント。

今後もPride of Hiroshima展をきっかけとした展開が増えていくことに期待します。